4.0 点
データベースをバリバリ使わなければコスパ最高
さくらサーバーは格安料金でPHPなどを使った本格的なサイトを構築できるのが魅力で、学生時代に契約したライトプランを使い続けて4年半経ちますが、回線も安定しており一度もダウンしたことがありません。
口座振り込みが選択可能で、クレッジトカードが持てない学生には大変ありがたかったです。
またメールアドレス管理などのよく使う設定から、マルチドメインやPHPの設定などのマニアックな設定まで、充実したマニュアルとシンプルな設定画面で楽にできるので、初心者でも安心して使うことができます。
また、さくらインターネットのサービスだけで高機能サーバーに変えたり、ドメインを取得したり、SSLを使ったりといったことができるため、まずはレンタルサーバーで初めてみて、物足りなくなったらプランを変えるなどすれば、複数の会社と契約を結んだり新たな設定画面を一から覚えたりしなくて済むのも魅力です。
ライトプランではMySQLデータベースが使えませんが、FTPソフトでwwwフォルダのみならず一つ上の階層が見えるため、php.iniも編集できますし、ユーザーがブラウザ経由でアクセスできない場所にちょっとしたデータを置いてフォームを作ることもできます。
学生時代にWebを始めたばかりの頃は、余っていた容量を活用して、所属していたボランティア団体のイベント用お問い合わせフォームなどの使い捨てのフォームを、dbフォルダにCSV簡易データベースを置いてよく作っていました。
またメールアドレスが無料で複数使えるのも魅力です。
イベント用の専用使い捨てアドレスを作るなどフル活用していました。
現在は静的な趣味のサイトを置いていますが、10GBの容量でも十分です。
スタンダードプランになると100GBの大容量で本格的な機能が使えるようになります。
学生時代にサークルで使うために2年間だけ契約しましたが、追加料金無しでメーリングリストが10個も設定できるため、LINEグループ感覚で班ごとにメーリングリストを作っていました。
ガラケーのメンバーもいたため大変助かりました。
こちらもFTPで設定ファイルを触れられるため、メーリングリストのソフトウェア本体(FML)の設定ファイルを書き換えてカスタマイズして使っていました。
他にもWordPressが使えたり、Webに詳しいメンバーはSSLやSQLを使いこなして本格的な部内SNSを構築していました。
スタンダードプランの設定画面もライトプランと基本的な操作方法は同じになっており、覚え直す手間がなく非常に助かったのも覚えています。
ただし、スタンダードプランはSQLサーバーの応答が遅いのが残念と感じた点です。
部内SNSはメンバー個人契約のさくらのVPSで開発されたものを、サイトやメーリングリスト等と支払いを一本化するためにスタンダードへ引っ越ししたのですが、SQLの読み込みが遅く体感速度が明らかに低下しました。
計測したわけではないため定量的にはわかりませんが、体感としては3G回線とLET回線くらいの差を感じました。
複数のSQLデータベースを横断的に組み合わせて頻繁に更新するSNSのようなサイト構築にはVPSを選択したほうが良いと思われますが、静的なコンテンツをメインとしてSQLはちょっとしたコメントの保管や参加登録受付程度の使い方しかしないのでしたら、さくらのレンタルサーバーは非常にコストパフォーマンスがよいサーバーと思われます。